うちだのつづり

暮らしの中で気づいたことをちょこちょこつづっていくブログです。

2023-01-01から1年間の記事一覧

オジサンは「チェンソーマン」が好きなんだ

私が中学生の頃の話です。 帰宅のためのバス停で二人でバス待ちしていた際に友人が神妙な顔つきで、 「オタクって知ってる? 俺たちのことらしいよ」 と、訊いてきました。 きっとアニメ雑誌や深夜放送から仕入れてきたであろうネタなのでしょうが、初めて聞…

家庭内暴力の基準がまともじゃなかった話

久しぶりに、自分の家族についての気づきをつづります。 一言でいうと、私の基準がおかしかったのです。まともじゃなかった。 という話です。 テレビや映画などの家庭内暴力シーンでは、それを目撃した家族が悲鳴を上げたり、泣きじゃくったり、暴力を止める…

自分の姿を見たくない

洗顔以外で鏡を見るのは、伸びが止まらない眉毛を切るときぐらいの私ですが、今日は自分の姿を見たくない思いを少しばかりつづります。 思い起こせば思春期の頃から、私は自分の姿を目の当たりにするのが嫌になってきました。 だから、外出の際も服装チェッ…

子どもの頃から恥じ入る私

私は、子どもの頃から恥じ入ることがしょっちゅうありました。今日はそのことについて思いをつづります。 どんな風に恥じ入るかというと、 一人で、ふと自分がしたことを思いだし、そのときの緊張感や、自分の至らなさや、思いやりのなさに、 恥じ入るのです…

世界を傍観している私

最近ふと、 「自分って傍観者だったなぁ」 と思ったので、今日はこの辺のことについてつづります。 私には自分の行動について不思議に思うことがいくつかあります。 その中の1つが、親のケンカの現場にいつもいたことです。しかも冷静な状態で。 私の親は、…

子どもを道具にしてはならないこと

幼児虐待の英語表記はChild Abuse(チャイルド・アビューズ)です。 AbuseはAb-useのことで、意味は濫用だそうです。 親の権力を濫用する。 という解釈が一般的です。 同時に、「子どもの濫用」と捉えても使えます。 親が自分の望みを叶えるために、子どもを…

親からリソースを喰われてたなと思う

私が初めてパソコンに触れたのは中学1年の頃で、機種はNECのPC6001でした。 BASIC言語を使っていろいろ遊んでました。 高校生になると、学校で富士通のパソコンFMVや、マークシート式でプログラムを入力する大型電算機でFORTRAN言語を使って電算処理していま…

喉のチャクラのアドバイスにかしこまる

YouTubeのリーディング(占い)動画が好きで、よく視聴するのは先述来ですが、最近はよく「喉のチャクラ」のカードが出ます。 一様に、自分の思いを言葉にすることをアドバイスされます。 振り返ると、私が20年前にひきこもったときの症状は「声が出ない」で…

感情とうまく付き合えないので困ってしまう

虐待などで心的トラウマを負った人が一番困るのは、自分の感情の調整が利かないことだと思っています。 この状態がどんな風かと私の経験も含めて書くと、 嬉しくなったらなったで、テンション爆上がりで、寝付かれずそわそわして、下手をしたら衝動買いや事…

言葉が痛みを伴うことになったウクライナの人々

先日、NHKのテレビ番組「クローズアップ現代」を観ました。 内容は、ウクライナの人々の言葉の意味が戦争によって変わったというものでした。 www.nhk.or.jp お風呂の「バスタブ」が空爆のシェルターの意味を帯びたり、 猫をペットとしていた人は「猫」が痛…

親が問題を抱えてばかりだったので聞き役になっていた

「わたしメッセージ」で有名なゴードンメソッドに出会ったのは、20年ほど前です。 「わたし」を主語にした物言いと「あなた」を主語にした物言いでは、印象が大きく違うというのは衝撃でした。 加えて「問題を持つ(抱えている)」のは誰か? ※平たく言うと…

小説『三体』読了で自分を振り返る

www.hayakawa-online.co.jp 小説『三体Ⅲ 死神永生』を読み終わりました。 そこで三部作読後の感想です。 小説『三体』は、全体的に重苦しい雰囲気が漂っているSF長編大作です。 一貫して、未来に確実に到来する圧倒的な脅威を前に右往左往する人類の姿が空想…

できれば失敗から学ぶことを教えてほしかった

人間、不満を裏返すと本音が見えてきます。 だから、「あ~してくれない」「こ~してくれなかった」と親への不満を口にするときは、 (親に)どうしてほしかったの? と尋ねると、自分の本音に出会えます。 最近試みにこれをやってみたら、 「失敗から学ぶ姿…

カリスマドッグトレーナーにしつけてもらいたいかも

natgeotv.jp カリスマドッグトレーナーのシーザー・ミランの番組は私のお気に入りです。 飼い主に牙をむく凶暴な犬さえその場で穏やかにしてしまうシーザーの手腕にいつも驚嘆しています。 そのとき私は気づくのです。 自分がいつも犬の立場になって番組を観…

希望の喪失が悲しみをよぶ

なんでも分析のネタにしてしまう性格の私ですが、最近は悲しみに浸っているので、悲しみの研究が最近のホットなテーマです。 喜怒哀楽と呼ばれるように、人の感情はいくつかに分類できます。 そのうちの悲しみの感情は、喪失に遭遇すると感じるとされていま…

精神疾患の親を持つ子ども・若者の社会運動

今回はクラウドファンディングのお知らせの記事です。 誰かが病を得れば、その家族には大なり小なり負担がかかります。それが長患いであれば、不安や緊張もそのぶん長引きます。 それは大人も子どもも同様です。 ストレスフルな状況を長期間体験した子どもは…

非行に走るのは敵の思うツボと考えた

親子関係が悪いのに、なぜ自分は非行に走らなかったかが私の長年の疑問だったのですが、その理由をふと思いだしたので、今日はこの辺りのことについて思いをつづります。 ※実のところヤンチャしてた宗教家の跡取りは少なくないのです。 この(過酷な)環境を…

親のためでなく自分のために

どうにも親の文句ばかりつづっている印象なきにしもあらずなこのブログですが、 そもそもをたどれば、自分のために自分でできることをやろうとの思いから始まっています。 一言でいうと、自分が喜ぶことをするです。 今まで体の奥底に沈めていた憤懣や、口に…

『三体Ⅱ 黒暗森林』は我が人生とひどく重なる

www.hayakawa-online.co.jp オモシロすぎてページを繰る手を抑えられず老眼にむち打って読んだSF小説『三体』三部作の2作目の思いをつづります。 2作目では、SF界では有名なアルファケンタウリ星系の宇宙人が圧倒的な科学軍事力でもって地球を侵略しに来るこ…

自分のルーツを知らないこと

以前、社会的養護の仕事に少しだけ関わっていました。そのときの思いを少しだけつづります。 社会的養護とは、保護者がいない子どもや、保護者のもとに置けない子どもを、保護者の代わりに児童福祉施設や里親などが養護することです。 社会的養護では、子ど…

家族が実験動物であったこと

私の片親は、自分のことを技術屋だと言うぐらいだったので、いろいろなことに対して創意工夫に熱心で、新しい技術開発が大好きな人でした。 そして、家族を利用して人体実験をするのでした。 例えば、 心霊関係では、家族を依り代にしていました。精神を病む…

メランコリーに生きると決めたのは子どもの頃だった

心理学の概念に、メランコリー気質(抑うつ気質)というのがあります。心の基本姿勢がアンハッピーな(お気楽でない)ことです。 私は、子どもの頃からこの気質だったと思い至ったので、今日はそれについてつづります。 TA・交流分析な物言いをすれば、私が…

子どもの頃からうつだったように思う。

以前の記事に、基本姿勢として自宅待機があったと書きました。 最近、これはただ「動けなかっただけ」なんじゃないかと思い至ったので、今日はこの思いをつづります。 やる気が起きない。 体がどうにも動かない。 は、うつ状態のチェックポイントです。 人は…

これといってやりたいこともない人生を生きる

ひきこもり関係で活動していた都合で、わりと長いこと自立支援に関わってきました。 自立生活の基本は、自分が何がやりたいか? なので、 これを発見し、社会と折り合いをつけながらやりたいことを実現していく手助けをするのが自立支援です。 さて、私につ…

私は血のつながりを知らない

片親が伴侶側の親戚を心底嫌っていたので、我が家では親戚づきあいはおろか、親戚の名すら口にすることが禁忌でした。 では、片親側の親戚の話ならOKかというと、これについても全く語らない人で、それは自分の親戚について批判的だったからでしょう。 とど…

戦中派の両親

このブログでは、両親の加害性をつまびらかにしているのですが、時期的に今日は戦争被害者だったという視点で思いをつづりたいと思います。 私の両親は、昭和一桁生まれなので、世界がきな臭い中で幼少期を過ごしました。特に、ローティーンの頃は直接戦争被…

日本は戦争を天災だと思っているのかもしれない

毎年この時期は、戦争について触れる機会が多くなりますが、今日は日本の平和運動について、思うところをつづります。 いわゆる平和運動をする人たちのニュースなどを見ると、原爆被害や空襲をはじめ、戦争被害そのものを天災のように語る印象を受けます。 …

ダイバダッタとガンディーと自分

今日は、親と子の関わりについて、お釈迦様とダイバダッタとの関係から、いろいろ思うところをつづります。 仏教経典で超有名な極悪人にダイバダッタがいます。 ダイバダッタがどんな悪さをしたかというと、酒に酔わせた象をお釈迦様にけしかけたり、岩を落…

SF小説『三体』に浸れば癒やしとなるか

www.hayakawa-online.co.jp 『三体』 久しぶりにハードSF物を読んだのですが、これが実にオモシロい! 科学知識がくどすぎず、人間ドラマもしっかりあって、それでいてテンポよく、ぐいぐいと物語に引き込んで、次から次にページをめくってしまう。 さすが話…

ブログの記事数だけフラッシュバックしている

複雑性PTSDを自認する私ですが、頻繁な症状はフラッシュバックです。 日常些細なきっかけで起きるのですが、そのきっかけ(トリガー)が、そこかしこにあるということに改めて気づいたので、それについてつづります。 今年の5月に始めたこのブログですが、記…