人間、不満を裏返すと本音が見えてきます。
だから、「あ~してくれない」「こ~してくれなかった」と親への不満を口にするときは、
(親に)どうしてほしかったの?
と尋ねると、自分の本音に出会えます。
最近試みにこれをやってみたら、
「失敗から学ぶ姿勢を教えてほしかった」
となったので、これについて思いをつづります。
私の親は、ダメ出しが基本の教育方針でした。
努力をすればやめろと言われ、結果を出しても無反応でもちろん褒められませんでした。
さて、
今はやりの褒める子育て法は、褒めることで子どものやる気をアップさせるやり方です。
私の親の教育方針は上記のとおりなので、私には一切この手助けがありませんでした。
そのため私は、
ひたすら、自分の好奇心と向上心だけで、やる気を維持してしてきました。
やる気の自己調達です。
このやり方で一番困難を覚えるのは、失敗したときです。
孤立していて基本的に心が凹みやすい状態なので、失敗は大きな痛手となります。
私は失敗から立ち直れないのです。
カウンセリングの教えには、
「失敗はない、フィードバックがあるだけだ」というのがあって、これに出会って少し気楽に物事に取り組めるようになりましたが、依然としてビビリなままです。
そんなこんなで、
子どもの頃に、失敗から学ぶ姿勢を教えてもらっていれば、もうちょっと前向きに人生を生きられてるんじゃないかと思うのです。
とはいえ、
今さら言っても遅いので、今からは自分に言い聞かせます。
「失敗じゃない。それは学びなんだ」と。
それは、これまでの人生をこれからの糧にすることにつながるのかもしれません。