うちだのつづり

暮らしの中で気づいたことをちょこちょこつづっていくブログです。

心理学のこと

スタンドは親だったかもしれない

「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンドの暴走に怯えて暮らしていたみたいだったと先述しました。 さてこのスタンド、 ひょっとしたら、親だったかもしれない。 とふと思ったので、その思いをつづります。 私の親は、些細なことを大ごとにしてしまう癖がありま…

アサーティブはいい関係を築くためではないこと

www.cranebook.net 上記の本を元に、アサーティブについて少しつづりたいと思います。 「私メッセージ」で有名なアサーティブは、ネット検索するとたくさん出てきます。 そのほとんどが、いい人間関係を作れるとか、相手を傷つけずに断れるとか、いい関係を…

親からの「あなたメッセージ」の破壊力のこと

コミュニケーションの極意の1つに私メッセージがあります。 私のこと(状態)について相手に伝えるのが「私メッセージ」です。 英語でアイメッセージ、アイステイトなんて言われることもあります。 一方、あなたのことについて、とやかく言うのが「あなたメ…

ひきこもりとトラウマと

先述のひきこもりに惹かれたワケに続くのですが、 私がひきこもりに惹かれた理由はもう一つあります。 トラウマです。 ひきこもりは依存症と似ている! と直感したように、 私は、 ひきこもりはトラウマを負ったために人との関わりを極力避けている! と直感…

私がひきこもりに惹かれたワケ

世の中にはたくさんの問題があるのですが、その問題を詳しく知らないことが、解決の邪魔をしているなぁと思うことがしばしばです。 例えば、 飲酒による自動車事故です。 以前から、飲酒による自動車事故は後を絶ちませんが、これがアルコール依存症の影響だ…

教師は憶測で関わる人たちなんだろうか?

学校の先生たちがやってる不登校児対策の会議の様子を時々聞くのですが、そのほとんどが保護者を責める内容になっていることに心を痛めています。 様子を詳しく聞くと、どうやら先生たちは、勝手な憶測にもとづいて、保護者を悪者にして立て上げているみたい…

ジャニーズのことは分けて考えたい

所属タレントを「君づけ」で呼ぶほどにジャニーズ好きな私ですが、ジャニー氏が引き起こした問題にはとても心を痛めています。 世間では、放送局や報道の姿勢や法の不備の問題か盛んに取り沙汰されていますが、心理支援の世界では、被害者が加害者に取り込ま…

親子関係の障害物となるコミュニケーションのこと

トマス・ゴードン(Thomas Gordon)博士は、Parent Effectiveness Trainingで、 親子関係の障害物となるコミュニケーションについて、12個指摘しています。 親が、このコミュニケーションをとると、子どもは親とコミュニケーションをしなくなるのだそうです…

逆境では空想が救いとなる

TA・交流分析の人格適応論という理論には、人がどうやって生きていくかのパターンが6つ示してあります。 そのうちの「創造的夢想家」が興味を引きます。 ちなみに私もこのパターンを持っています。 www.seishinshobo.co.jp 極めて雑な説明をすると、 創造的…

「発達障害らしさ」と「生きづらさ」は似ている

生きづらさは、周囲とのズレから生じる感覚です。 私も生きづらさを感じている一人です。 そこで、この感覚のある人は普段どのように暮らしているか? その様子をざっと記してみたいと思います。 自分の思考が、世間の考え方や判断基準とズレているので、世…

人生は戦いだから体を鍛えていた。

だいぶ前に、TA・交流分析の研修を受講したとき、自分の人生を表す一言を確認するワークがありました。 最後に一人ずつ自分の人生を表す一言を発表したのですが、 私が「人生は戦いだ」というと会場がどよめいたのを今でも覚えています。 「人生は戦いだ」を…

支援は境遇じゃなくて困り感によりそって

子ども・若者や困窮者支援の現場で心理支援していた私が思うに、 どんな風に手助けすればいいかということは、 その人の境遇よりも、どんなことにどんな風に困っているかといういわゆる「困り感」を取り上げて考えるものだろうということです。 境遇というの…

自分は複雑性PTSDなんだと腑に落ちて希望を得たこと

psych.or.jp 上記ホームページの記事を参照しています。 自分とはなんぞや? ということは齢50オーバーになっても答えられない私です。 これまで、自分の生きづらさ現すワードにはいくつも出会ってきました。 アダルトチルドレン、発達障害、ひきこもり、虐…

プレッシャーとおびえの感覚のちょっとした違い

世界を脅威だと思って生きてきた私ですが、 その身体感覚と、抑うつの身体感覚とのちょっとした違いについて思いついたことがあるので、今日はこれについてつづります。 抑うつ感は、文字通り、上から抑えられてうつうつとした気持ちのことです。 勉強や仕事…

発達特性とトラウマ性の問題は似ていること

不適切な養育・マルトリートメントは、発達特性と似た状態を引き起こします。 不適切な養育・マルトリートメントによって、ストレスフルな状態に追い込まれた子ども(あるいは大人)の様子は、発達特性を持つ子どもの様子となかなか見分けがつきません。 例…

嫌な気持ちもそのままに

www.kazamashobo.co.jp これは、私のお師匠さんの本で、心理療法のTransactional Analysis(TAや交流分析と呼ばれています)との関わりを中心に、お師匠さんの人生のすべてを語り尽くした一冊です。 お師匠さんの知らない面がたくさんあって驚きもするのです…

話せば楽になるのマチガイ

マチガイシリーズを作ろうと思ったわけではないのですが、今回もちょっとしたマチガイについてつづります。 カウンセリングなどの相談支援では、話せば楽になるという風評が蔓延していますが、これはマチガイなんです。 話したところで、聞いてもられない、…

自己肯定感のマチガイ

私は、長らく不登校やひきこもりの世界にいましたが、そこでなにかにつけ口にされるのが、 「自己肯定感」でした。 自己を肯定する感覚。 ってことですね。 支援現場では、 自己肯定感が低いことは問題にされます。 問題の根源は何でもかんでもこれにされま…

気持ちに気づくコツ

皆さんは、気持ちがモヤモヤしてすっきりしない。 こんなことはありませんか? 私はしょっちゅあります。 なんだか胸の内がわけの分からない状態になって、スッキリしない。 そんなとき、私は心がけていることがあります。 今、体はどんな感じか? に意識を…

折れない心はありません

メンタルヘルスの領域では、折れない心を作る! とか、折れない心になる! とかの宣伝文句をよく見聞きします。 正直、この発想はマズいんです。 心は折れるし、くじけるし、ゆがみもするんです。 それが自然です。 と同時に、折れた部分を修復し、傷んだと…

宗教観と家族観は関連するらしい

↓この書籍の第6章によると、 www.kitaohji.com その人の宗教に対するイメージと、その人が持つ家庭・家族のイメージは共通しているとか。 そこで、自分のことを振り返ってみると、 宗教2世である私が持つ宗教のイメージは、恐ろしいものでした。 パターナリ…