うちだのつづり

暮らしの中で気づいたことをちょこちょこつづっていくブログです。

「発達障害らしさ」と「生きづらさ」は似ている

生きづらさは、周囲とのズレから生じる感覚です。

私も生きづらさを感じている一人です。

 

そこで、この感覚のある人は普段どのように暮らしているか? その様子をざっと記してみたいと思います。

 

自分の思考が、世間の考え方や判断基準とズレているので、世間的に考えたり、一般的な判断をしたりするのが苦手です。

そのため、「フツーはどうしてる?」を口癖にして、「じゃ、それでいいです」という風に世間に合わせて暮らしています。

 

自分の感覚も世間とズレているので、相手の気持ちを的確に想像しづらくなります。

そのため、場の空気を読み違えることは珍しくありません。

 

また、言葉の使い方もズレているので、人とのコミュニケーションが難しくなります。

 

こういうことばかりなので、人との交流に消極的になります。

いっそのこと1人でいるのを好みます。

独りの方が気兼ねなく落ち着けるからです。

 

こんな風に、多くのズレをこまごま修正しつつ暮らしているので、神経は消耗し、ストレスはたまります。

神経が消耗すると、柔軟な思考や人を思いやる力が落ちます。実行力も落ちます。不注意にもなります。

 

ストレスがたまると変化に弱くなります。また、ストレスは人を衝動的にしてしまうので、「魔が差して」しまうこともあります。

 

さて、

上記の生きづらさを抱える人の様子は、発達特性として指標にもなっている、

1人を好む、人に関心が無い、想像力の欠如、空気を読まない、コミュニケーション障害、変化に弱い(ストレス脆弱性)、注意散漫、実行機能障害、衝動的・・・、

などを想起させます。

平たく言うと、発達障害らしさがあるのです。

 

昨今、自分が発達障害だと考える人が増えているようです。

ところが、病院を受診しては、発達障害だとは言い切れない。との診断をもらうことも少なくありません。

私もそんな一人でした。

 

こんなことから、存外多くの人に、生きづらさが発達特性に似た形で出現しているのかもしれないなと思うのでした。