スピリチュアル
『人生後半そろそろ仏教にふれよう』(古舘伊知郎・佐々木閑 PHP新書)の読書感想文の続きです。 大乗仏教・法華経は、 まるで、お気楽にインスタントに成仏できる教えとしての大乗仏教を絵に描いたような内容なので、ほんとうにこんな浅はかな教えだったの…
『人生後半そろそろ仏教にふれよう』(古舘伊知郎・佐々木閑 PHP新書)の読書感想文です。 本書は、一貫して「釈迦の仏教をしゃべりたいんだ!」という我の強い古館氏を佐々木氏が諭しながら導いている印象でした。「無我」の境地を目指すのが「釈迦の仏教」…
今日は、以前から謎だったFreedomとLibertyについて親との関係を交えてつづりたいと思います。 自由というのは「フリー・Free」だと子どもの頃から思っていたのですが、これが中学の英語の授業で一変します。教科書はニュープリンス(昭和版)で、そこで自由…
以前にも書きましたが、私の片親は、私の名前が大っ嫌いで私に向かっていつも私の名前をなじってました。私が名付けたのではないのに。そんななので、名付け親であるもう片方の親に自分の名前の由来について詳しく聞けませんでした。 ところが最近、自分の名…
前回の続きです。 さて、私は心理師ですが、心理学・心理療法には必ず始祖がいます。フロイトだったりユングだったりパールズだったり、アドラーだったり、エリック・バーンだったりです。 始祖の弟子たちやその後進たちはコミュニティー(流派)を作り、始祖…
前回の続きです。 ここで、当時の社会情勢に目を転じてみます。大乗経典はお釈迦様が亡くなって500年ほど経った頃に編纂されだしたと言われています。当時は、騒乱や災害や差別や犯罪など日常的で、悲劇はそこかしこで起きていたようです。そんな救いようの…
前回の続きです。 いきさつを言えば、これまたYouTubeがきっかけです。※どんだけYouTube好きやねん!これまでタロット占いやリーディングの動画を見ていることは再三つづっていますが、チャネリングを取り入れているリーディングも少なからずあって、そのお…
私たちになじみのある「お経」はほとんどは大乗経典(南無阿弥陀仏の浄土経、南無妙法蓮華経の法華経、般若心経など)と呼ばれ、阿弥陀様やお釈迦様や大日如来様(いずれも仏様)がお説法している場面がお説法の内容も含めて詳しく記されています。 そのため…
以前、自分が数秘11だということについてはつづりましたが、今回は太陽星座射手座、月星座乙女座だということについて、これまたYouTubeで学んだことをつづりたいと思います。 太陽星座では自分の外面(他者から観察できる行動面)の様子が分かり、月星座で…
私は昔から占いが好きなのでで、占いごとに自分の特性をいくつか知っています。星座占いだと太陽射手座の月乙女座。九星だと五黄土星。六星だと水星人です。これに最近、数秘占いが加わりました! 数秘というのは生年月日から特定の数を導いて占う技で、私の…
伝統仏教宗教2世を自認する私ですが、仏教が嫌いなわけではありません。 むしろ大好きで、今まで数々の逆境をしのいでこれたのもお釈迦様の教えに従ったからだと思っています。 とはいえ、 これまでは、親の影響からいささかかたよった仏教解釈をしていたの…
今日は、親と子の関わりについて、お釈迦様とダイバダッタとの関係から、いろいろ思うところをつづります。 仏教経典で超有名な極悪人にダイバダッタがいます。 ダイバダッタがどんな悪さをしたかというと、酒に酔わせた象をお釈迦様にけしかけたり、岩を落…
NHK「こころの時代」宗教とカルトについての第3回について思うところをつづります。 www.nhk.jp 【釈】私も、お寺の子どもとして生まれたので、そういう意味では、2世、3世、もう、結構代々続いているので、宗教19世ぐらいなっちゃうんですけども。でも…
心霊現象を扱う両親のもとで育った私にとって、先祖さんの悪影響は日常のことでした。 正直なところ、これにおびえて生きてきました。※今でも少なからずそうですが。 ところが、あるときYouTubeの占い動画で、先祖様が大事な自分の末裔を祟るわけがないとい…
NHKの番組「こころの時代」の、シリーズ「問われる宗教と”カルト”」の視聴後の思いをつづっています。 今回は、宗教と罪についてです。 おおよその宗教では、 罪には、原罪や悪業の因縁や罪障などと呼ばれる生まれついての罪と、生きている上で犯す罪があっ…
NHKの番組「こころの時代」の、シリーズ「問われる宗教と”カルト”」の視聴後の思いをつづりっています。 今回は、「嘘」の続きで「方便」についてです。 www.nhk.jp 川島堅二氏は、宗教の持つ負の面は、経典そのものにある程度のルーツがあるとして、罪とい…
NHKの番組「こころの時代」の、シリーズ「問われる宗教と”カルト”」では、宗教と嘘についても議論がありました。 「嘘も方便」とは古い言い伝えですが、私も宗教がつく嘘、詭弁まがいの独特のロジック(論理)にはとても苦労しました。 そこで、このあたりの…
NHKのこころの時代という番組で若松英輔氏は、「宗教者の言葉」についてこう発言しています。 宗教の側というのは、どれだけの恐怖というものを、相手に与えるのかを考えることなく、発言するべきではないんだと思うんですよ。相手の心に刃を突き付けるよう…
動画サイトのタロット占いシリーズです。 私についての占いには「ソード(剣)」のカードもよく出てきます。 解説によると、 ソードは思考を意味していて、私は、自分の思考のために苦労しているのだそうです。 なんとなく分かります。 気がつくと一日中考え…
タロット占いの動画をよく見ると先述しましたが、 よく出てくるカードに「つるされた男」があります。 正直、気に入ってます。 カードでは、一人の若い男が笑顔で逆さ吊りになっています。 自ら望んで、犠牲になってる意味があるそうです。 なるほどなぁです…
宗教2世が苦労することといえば、 自分たちの被害が、自分たちの成長のチャンスとされてしまうことだと思います。 宗教2世の親たち※は、自分たちの都合のいいように物事を解釈して、子どもをだますことに長けています。 ※親や関係する大人たち 親たちの手に…
www.shobunsha.co.jp 先述の講演で紹介された本の感想をつづります。 複数の宗教の2世当事者の手記と、複数の識者の意見がまとめられている一冊です。 手記には、当事者ごとのさまざまな苦労が記されていました。 それぞれの体験に共通するのは、親たちが一…
昨今、宗教者による加害行為が話題になることが多くなってきました。 とりわけ、宗教者による子どもへの加害は、残念ながら洋の東西、時代の古今を問わず行われてきたようです。 宗教2世の私も同じような経験をしているので予想がつくのですが、宗教者による…
宗教2世の苦しみは、孤立・孤独の中で幸福をよそおっていることだと記しました。 一般的に、孤立・孤独の苦しみから救ってくれるのは宗教ですが、私にこれはあてはまりませんでした。 宗教が救いにならない。幸福のためにならない。これは宗教2世の大きな苦…
親の宗教活動を受け継ぐ存在として生まれてきた私は、宗教2世です。 宗教2世の苦しみの1つは、 それを周囲の誰もが知らないこと。 逆に宗教2世は幸福な存在であると誤解していることです。 どうしてそうなったのか? 今日はそれを記したいと思います。 たい…