うちだのつづり

暮らしの中で気づいたことをちょこちょこつづっていくブログです。

宗教2世問題はどの宗教でも起きてる

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先述の講演で紹介された本の感想をつづります。

 

複数の宗教の2世当事者の手記と、複数の識者の意見がまとめられている一冊です。

手記には、当事者ごとのさまざまな苦労が記されていました。

それぞれの体験に共通するのは、親たちが一方的に、ときに脅しを交えて、自分たちの要望を子どもたちに強要していることです。

このことは、私には、

宗教2世問題は、宗教教義の問題というより宗教してる親の人間性の問題のように思えました。

 

手記のなかで印象に残ったのは、勤行(自宅でお経を上げること)のあとの親が激しい怒りの形相で子どもを折檻するエピソードです。

思い返せば我が家の親も、お勤め後はハイテンションになっていました。戦闘モードといってもいい感じです。※心理学では変性意識状態ともいいます。

こういうエピソードは、宗教2世のあるある話かもしれません。

 

識者の意見については、伝統宗教者が宗教2世問題ではなくカルト2世問題として取り扱おうとしている点が印象的でした。

私は、伝統宗教には、取り沙汰されているような2世問題はないというとらわれを感じました。

伝統宗教にだって、同様の問題はあります!

というのも私、伝統宗教の2世だからなんです。

 

伝統宗教新宗教関係なく、信仰・宗教に関することで親たちが子どもに強要すれば宗教2世問題は起きるんです。

そのことを、伝統宗教には気づいてほしいものです。

宗教してる親の人間性の問題だということを。