先日、家人を空港に送って行った帰り、集団登校の列(実際は下校中)に出くわしました。
小学生が一列に仲良く並んで歩道を歩いていました。
その時ふと、思い出したのです。
あ、集団登校に参加させてもらえなかったな。
って。
私の片親は、集団登校に否定的だったのです。
言い分では、車が列に突っ込んで来たら、逃げ場がないので全員被害に遭うからとのことでした。
だから、絶対に集団登校は禁止! だったのです。
実のところ、
片親はこの頃から、とても怖がりで、かつ社会のルールに従わない人でした。
潔癖の気があり、特に人の手が触れたものが嫌いで、お金も、スーパーの食料品のパックもぜんぶ水で洗ってたぐらいです。
今思えば、極度の恐怖の中で生きていたのでしょう。
でも、そんなことは小学生の私に分かるはずもなく、私はただ断固とした口調の片親の言うことに従って、都合学校の言うことに従わずに日々を送っていたのでした。
そんな私は周囲にとっては問題児だったでしょう。
そんなことはつゆ知らず、のんきに小学生をやっていた私なのでした。