自宅の庭は、家人が植える花木以外にも、自然に草木が繁茂して、その花々から四季の移り変わりが感ぜられます。
それに加えて、いろいろ生き物も出没します。
テントウムシ、カミキリ虫、カマキリ、バッタ、夏にはコオロギや鈴虫の鳴き声がうるさいくらいです。
雀やカラス、鳩、ツバメ、ムクドリなどの大小の野鳥が縦横無尽に飛び回っています。
スズメ、クマ、アシナガ、ミツの名を冠した蜂たちは蜜集めと巣作りに腐心しています。
野良猫は我が物顔で横切りますし、以前は狸が軒下で昼寝していました。ご近所の飼い犬も何度か遊びに来たこともあります。
時々見かける小心者のアオダイショウは、やっぱり怖いものです。
ほんとまったく野生の王国な自宅庭です。
さて実は私、
今日このように鳥や昆虫や草花を名前で呼ぶ際には、息詰まる思いなのです。
本音ではそれらを名前で呼びたくないからなのです。
だって、本人たちと話し合って決めた名前じゃないでしょう?
人間が、自分たちに都合がよいからと弁別のために勝手に名付けたものだから。
本人たちは、なんて呼んでほしいのかな?
呼ばれなくても平気なのかな?
つい、そんなことを考えてしまいます。
私の片親は、私の名前が嫌いでした。
そんなことから、名付けへのこだわりがあるのでしょうね。