うちだのつづり

暮らしの中で気づいたことをちょこちょこつづっていくブログです。

ヤングケアラーに精神的ケアラーは含まれてないかな

昨今話題のヤングケアラーは、

ヤングケアラーがしていることとして多いのは、食事の準備や掃除や洗濯といった家事、見守り、きょうだいの世話、感情面のサポートなど

を日常的にしている子どものことで、

 

これについての施策は、

看護や介護・福祉などの代替するサービスにつながれば、ケアの負担が減るという発想でやってるみたいです。

 

子どもの重責を、人や物(お金)で代替することによってケアラーの負担を軽くしようとしている印象です。

 

参照サイト:

www.mhlw.go.jp

 

ところが、親が精神的な問題を抱えている場合、この社会による代替が難しい面があります。

というのも、ケアニーズがちょっと違うからなんです。


精神的な問題を抱えると、心のケア・気遣いがとても重要になってくるのですが、

ケアする人は誰でもよくはないんです。

その人が望んだ人からのケアじゃないとダメなんです。

 

では、

誰から気を遣ってほしいかというと、やっぱり家族なんです。他人じゃなくて。

 

心のケアは代替がきかないのです。

 

他人が入ってくるのが嫌なので、サービスを断る。

とてもよくある話であり、気持ちもよく分かる話です。

代替がきかない。一番の課題です。

 

さて、

この代替がきかないことは、ヤングケアラーを生む土壌になりそうです。
家庭内の大人がアテにならないとき、心のケアの重責は子どもが一身に負うことになるでしょう。

 

どうやら私がそうでした。

 

私は、親の精神状態が悪くならないように、とにかく親の気持ちを優先しました。

 

たとい、

親からいじわるされても、相手にされなくても、とても理不尽な要求であっても、

親のいうことをきく。

 

それで、親の気が済むならば。

の思いで、じっと我慢していました。

 

親の心が少しでも安らぐのなら、自分が我慢すればいい。

こんな思いの子どもたち、子ども時代を過ごした大人たちは、私以外にもたくさんいるはずです。

 

でも、ヤングケアラーの施策では、こんな子どもたちのことはあまり注目されていません。

早く気づいて、施策が始まることを期待しています。