先日、宗教2世支援を行っている「一般社団法人 陽だまり」主催の宗教2世支援の講演を聴きました。
当事者の話と支援者のリアルな話はとても興味深くかつ勉強になりました。
そこで、聴講後の思いを少しだけつづりたいと思います。
全体として、
「宗教の教え(教義)」そのものが悪影響を与えているというより、
結局、「親が子どもに悪影響を与えている」「親から悪影響を受けて苦労している子ども」、それが宗教2世問題のような印象を持ちました。
教義をどう解釈し、どう今の生活に活かすか、人間関係にどのように反映させるかは、結局人が実行することなので、宗教2世問題とは、人からの悪影響で苦しんでいることに帰結するみたいです。
経験的によく分かります。
そしてそれは、
虐待とかマルトリートメントとか逆境体験の子どもとメカニズム的には一緒だということです。
それはつまり、
それぞれの宗教の教えに詳しくなくても、既存の(トラウマ)アプローチで当事者を支援できるということです。
宗教問題と聞くと二の足を踏む支援者が多いそうですが、それは支援者の杞憂だとの指摘は、支援者でもある私にとって大きな収穫です。
では、何に重点を置いて支援すればいいかというと、安全安心な人間関係が一番重要な感じです。
これも経験的によく分かります。
宗教2世は、一般社会の人の優しさが身にしみるのです。
講演を聴いて、
人から傷つけられた人は、人の優しさによって癒やされるのだと再確認した思いです。
現在、クラウドファンディング実施中だそうです。