入管法の議論を折につけチェックしているのですが、
国会での国の答弁から国の姿勢がよく見て取れます。
国の姿勢を一言でいうと「管理の論理でやっている」です。
その基礎には、「外国人は取り締まる!」という信念があるようです。
一応「外国人」の前に「不法」と付くようですが、基本的に外国人全員を信用していない心理がそこからうかがえます。
外国人は悪さをしでかす。
そんな無意識があるので、だから、保護を受けるべき外国人も悪意があるのではとつい勘ぐってしまうのだろうと思います。
さて、
無意識に悪意があると思っているので厳しく管理する。
この姿勢は入管に限った話ではありません。
私は以前、生活保護受給者の支援に関わっていましたが、そのときの自治体担当というか自治体の姿勢もこれと一緒だったからです。
はなから受給者を信用せず、見下して、だから厳しく管理指導していました。
本来は、公僕である自分たちがサービスすべき自治体の市民なのに。
きっと国や地方の別なく、公務員には自分たちが「お上」であるという意識があるのでしょうね。
でもそのために、
国も地方も何か大事なものを無くしているように思えます。
大事なもの。
それは、愛。
国も地方も愛が欠けています。まったく足りない!
愛があれば、おおよその問題は解決するのに!
だから私は切に願います。
行政に愛を込めてと。