母親が他界してもうすぐ2年、3回忌を迎えます。
物を捨てられない性格のためにため込むだけため込んだ品々を2年かけて片付けていますが、まだ遺品が少し残っています。
とりわけ、触れたくない家具類はそのまま。
もう捨ててもいいのだけど、もしや! の時のために捨てられずにいます。
※そのもしやは、まず来ないのですが。
そのため、なんとなく心に重荷がぶら下がったままの気持ちで数年過ごしていました。
そんな中、昨日ふとあぁもう捨てていいんだなとの思いが去来したのでした。
ホントに自由・解放というのはふとやってくるものですね。
とはいえ、どうやって捨てるかが難題です。
自治体の決まりで1メートル以上の物は粗大ゴミになりおおごとなので、これまでは身の丈タンスやスチール本棚なども小さく分解してゴミの日に出していました。
今回も同様タンス類が2つなので、あぁまた分解しなくちゃなぁ。猛暑日続いているんだけどなぁ。とちょっとした青息吐息でした。
ところが、今朝あらためて2つを見てみれば、
存外小さい!
ビックリです! そしてご機嫌です!
ひょっとしたら、心の重しが取れたからかもしれません。
私にとって遺品は、とても重苦しくだから大きく扱いづらい物だったようです。
それがふとした拍子に軽くなり、実際の大きさできちんと見ることができるようになった。
だから、実は2つとも燃やせるゴミの日にフツーに出せる扱いやすい物だったということにやっと気づいたようなのです。
実は最近取り越し苦労が続いていて、それで人生わりかし楽にやれるぞと思い出した頃でした。
また1つ、取り越し苦労が解消されて、並の苦労でやれることに安堵しています。
昔と違って思いのほか日常は楽にやれそうな気がしています。
そこまで警戒したり緊張したりしなくてもいい。
そして、なるほどフツーの人たちはこんな感じで暮らしていたんだなと妙に納得する日々なのでした。