入管・難民認定の問題は、「入国審査官」の激務の影響もあるように思えます。
外国人の入国や在留、難民の認定という難しい仕事を「入国審査官」という対人(支援)職が一手に引き受けてる感じがするからです。
入国時の審査、在留の許可、難民の認定は、それぞれに専門的な知見と技量がいる仕事だと思います。
それを一人でこなさなきゃならないのですから、
たまりません。
一人の肩に掛かる重責が多すぎます!
いわゆるワンオペ状態。
でもこのこと、入管・難民に限ったことじゃなさそうなんです。
担当者が何でもかんでもやらねばならないのは、
児相でも、障害者施設でも、医療・看護でも、介護でも、学校でも、保育でも、生活保護でも、その他ほとんどの対人支援職ではフツーの状態のようです。
このことは、世間を賑わす問題が起きるたびに、
解決の手段としては、
まず人手を増やすこと。
同時に人材の質を上げること。
この2点が必ずと言っていいほど指摘されることからも分かります。
日本て、どれほど人が足りないんだと思います。
そして、
これほど同様の問題がいろいろな場所で起きているということは、
結局それは、
人を育ててこなかった。
ということではないかと思います。
確かに、私自身親や世間から大事に育てられた記憶はありません。
粗雑もいいところでした。
日本て、人を育てることにお金と時間と心を配ってこなかったみたいです。
「人、人、人、すべては人の質にあり」
学生の頃に熱中した日本少林寺拳法の教えをふと思い出します。
そんなこんなで、
日本は人育てに力を入れねばならないんだ!
と思うのでした。